ふるさと納税は、家計に嬉しいメリットをもたらすだけでなく、地域を応援できる制度です。しかし、どのように利用すればよいか分からない主婦の方も多いかもしれません。ここでは、ふるさと納税の基本と、その魅力について分かりやすく解説します。
ふるさと納税の魅力
ふるさと納税とは?主婦向けガイド
- 家計の節約に役立つ
ふるさと納税を活用すると、実質的な負担額が2,000円だけで、さまざまな返礼品を受け取れます。たとえば、お米や肉などの日常的に使う食品を選べば、家計の助けになるでしょう。 - 地域を応援できる
自分が選んだ自治体に寄付することで、その地域の産業や活動を支えることができます。例えば、過疎化が進む町を応援したいという気持ちを形にできるのです。 - お得な返礼品が手に入る
各自治体が用意する返礼品には、地元の特産品や実用的な商品が豊富です。野菜や高級肉、お米など家族で楽しめるものが多く揃っています。
専業主婦とパート主婦での違い
専業主婦の方は控除の仕組みが夫の収入に依存するため、夫婦での検討が重要です。一方、パート主婦の方は自身の収入に応じて控除額が決まるため、給与明細を確認しながら計画的に進めましょう。
ふるさと納税の控除の仕組みを理解しよう
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です(一定の上限はあります。)。
税金が控除されるという表現が難しく、よくわからないからやっていないという方も多いと思います。実際の流れはこのようになります。
いくらでも自治体に払えばいい!というものではありません。収入や家族構成などによって上限がありますので事前に確認をしましょう。
自治体への支払いが完了後、おおよそ10日くらいで届きます。果物などは収穫の時期に合わせて発送されます。
1年間の寄付先が5自治体以内(複数回寄付もOK)であれば、簡単なワンストップ特例制度が利用できます。
自治体によっては、書類の郵送ではなくオンラインで完結できるところもあり、とっても簡単です。
申請は1月10日が締め切りですので、忘れないように早めにしましょう。
STEP1で先に住民税を支払っているので、翌年は住民税がその分安くなります。
確定申告をする場合は所得税も戻ってきますが、確定申告って難しそう…という方はしなくてもよい方法があります。それは、ワンストップ特例制度というものです。確定申告をすれば所得税も戻ってくるならお得では?と思いがちですが、どちらを選んでも原則差額は出ないようになっているので安心してください。
人気の返礼品ランキングTOP5:食品・日用品・特産品のおすすめ
ふるさと納税の楽しみの一つが、多彩な返礼品から選べることです。特に主婦の方々に人気の品をランキング形式でご紹介します。
家族が喜ぶお米セット
毎日の食卓を支えるお米は、主婦の間で不動の人気を誇ります。たとえば、北海道産「ゆめぴりか」や新潟県産「コシヒカリ」など、各地域自慢の銘柄米を選べます。また、5kgや10kgなどの大容量パックも用意されており、まとめて保存できて便利です。
洗剤やトイレットペーパー
日々の生活に欠かせない洗剤やトイレットペーパーは、実用的な返礼品として高評価を受けています。たとえば、環境に配慮したエコ洗剤や、長持ちする高品質のトイレットペーパーが挙げられます。節約志向の主婦に特におすすめです。
野菜や旬の果物
フルーツ好きなご家族には、季節ごとに届く旬の果物が人気です。宮崎県の完熟マンゴーや和歌山県の桃など、鮮度の高い特産品は贈り物としても喜ばれます。
お肉やハンバーグ
夕食になるお肉やハンバーグは主婦の味方です。普段は手が出せない高級肉や簡単調理ができるハンバーグなど、ぜひふるさと納税で手に入れましょう。
高級海の幸
海の幸も人気です。カニやホタテ、いくらなど、特別な日の為に選ぶこともあるでしょう。
ふるさと納税の上限とシミュレーション
では、ふるさと納税の手続きと申請方法についてふるさと納税を利用する際には、寄付金の上限を理解することが重要です。特に、パート主婦の方は収入が控除額に直接影響するため、制度を正しく理解することで最大限のメリットを引き出せます。ここでは、寄付金の上限やパート主婦ならではのメリットについて詳しく解説いたします。
寄付金の上限を確認
ふるさと納税をする際に重要なのが、寄付額を知ることです。収入や家族構成によって寄付金の上限額が異なるため、事前に確認することが大切です。
目安はこのようになります。
家族構成 | 共働き夫婦・子ども1人 | パート主婦・子ども2人 |
年収 | 500万円 | 650万円 |
控除上限額目安 | 61,000円 | 77,000円 |
年収別の寄付金額シミュレーション
実際に、ご家庭の上限金額を確認してみましょう。
【注意点】
- 控除額を超える寄付をした場合、超過分は税金から控除されないため、上限を超えないようにしましょう。
- 寄付先や返礼品の選び方も、家族の希望を考慮しながら慎重に検討することが重要です。
夫名義の寄付も検討しよう
ふるさと納税は、家族の中で所得が高い人が寄付を行うと、より多くの控除を受けられる可能性があります。そのため、夫婦で話し合って最適な名義を選ぶことがポイントです。
【具体例】
- 夫の年収が高く控除額が多い場合、夫名義で寄付を行うと節税効果が高まります。
- 逆に、妻が収入を得ている場合は、夫婦それぞれが寄付をして控除を受けることも可能です。
ふるさと納税の手続きと申請方法
ワンストップ特例制度の利用
ふるさと納税を簡単に利用するために便利なのが「ワンストップ特例制度」です。この制度を活用すれば、確定申告をする必要がなくなる場合があります。特に専業主婦や確定申告の手続きに慣れていない方にはおすすめの仕組みです。
【制度の特徴】
- 対象者:給与所得者などで確定申告をする必要がない方
- 利用条件:1年間の寄付先が5自治体以内であること(複数回寄付もOK)
確定申告が必要な場合
ワンストップ特例制度が使えない場合や、寄付先が6自治体以上の場合は、確定申告を行う必要があります。
オンラインでの寄付手続きの流れ
インターネットを使えば、ふるさと納税の寄付手続きは簡単に行えます。普段ネットショッピングをしている方なら同じ要領で行うことができます。
【手続きの流れ】
- 寄付サイトにアクセス
- ふるさと納税のポータルサイトを利用し、希望する自治体や返礼品を選びます。
- 返礼品を選ぶ
- 家族の好みに合わせて選ぶことがポイントです。例えば、子どもが好きなアイスクリームや、家計を助けるお米などが人気です。
- 寄付金額を決めて支払い
- クレジットカードや銀行振込など、支払い方法も選べます。
- 書類を受け取る
- 寄付後に送られてくる「寄附金受領証明書」やワンストップ特例申請書を確認します。
主婦が知っておくべき節約術
ふるさと納税を利用した生活費の見直し
ふるさと納税は、返礼品を活用することで生活費を見直す良い機会になります。日用品や食品を選ぶことで、日常の出費を減らし、家計にゆとりを持たせることが可能です。
例えば、子どもがたくさん食べる家庭では、5kgのお肉を返礼品として受け取れば数回の食事をまかなえます。また、洗剤を選ぶと掃除や洗濯に使う費用を大幅に削減可能です。
生活必需品を上手に選び、出費を抑えながら地域への応援もできる点が魅力です。
のバランスを見直す良いきっかけとなります。生活必需品を上手に選び、出費を抑えながら地域への応援もできる点が魅力です。
長期的な貯蓄計画との関連
ふるさと納税は、節税効果や返礼品の活用によって長期的な家計の改善に役立ちます。将来を見据えた貯蓄計画を立てる際にも、大いに役立つ制度と言えるでしょう。
例えば、年間6万円分のふるさと納税をした場合、控除額は5万8,000円程度になります。この額をそのまま子どもの学資保険や貯金に充てることができます。
ふるさと納税を取り入れることで、目先の節約だけでなく、家計全体を見渡した計画が可能です。家族で話し合い、未来に向けた活用方法を考えることをおすすめします。
おすすめの節約法と併用技
ふるさと納税と他の節約法を組み合わせることで、さらにお得になります。
- ポイント活用:クレジットカード払いで寄付すると、カードポイントも貯まるため、二重のメリットがあります。
- ポイントサイトの活用:ポイントサイトを経由するだけで、さらにポイントが貯まります。クレジットカード支払いにすれば三重のメリットがあります。
ふるさと納税と他の節約法を組み合わせることで、より豊かな暮らしが実現できるでしょう。
私のふるさと納税体験談
我が家が選んだ返礼品
実際にわたしが選んだ返礼品をご紹介します。
自治体名 | 寄付金額(年度によって変わります) | 返礼品 |
岩手県岩泉町 | 11,000円 | 岩泉ヨーグルト加糖1kg×3袋 |
長野県須坂市 | 26,000円 | ナガノパープルとシャインマスカット合計2kg |
福岡県みやま市 | 14,000円 | 山川みかん マイルド130 4kg |
北海道別海町 | 18,000円 | 鮭いくら醤油漬250g×2 |
愛媛県新居浜市 | 17,000円 | PACHIPACHIジンと愛媛みかんde酒 |
福島県本宮市 | 14,500円 | アサヒスーパードライ350ml×24本 |
秋田県仙北市 | 35,000円 | 田沢湖地ビール6種飲み比べ330ml×24本 |
実際に届いたお礼の品のレビュー
- 毎年いただく返礼品は、岩泉ヨーグルトです。とにかくおいしくて家族みんな大好きで、3袋があっという間になくなってしまいます。最近知ったのですが、あの大谷選手もお気に入りで「世界一おいしいヨーグルト」と言っていたそうです。こってりと濃厚な味わいで、子どもから大人まで気に入ること間違いなしです。
- ナガノパープルとシャインマスカットも外せません。シャインマスカットは産地がいろいろありますが、やはり長野県が一番おいしいです。さらにナガノパープルとセットでお得に返礼品がいただけるので、満足度がかなり高いです。どちらのぶどうも皮ごと食べられ、パリッとした食感と甘さ溢れるジューシーな味わいがたまりません。
- 子ども達もだいすきな山川みかんマイルド130もおすすめです。甘い山川みかんの中でもさらに甘いと厳選されたみかんです。4kg入りで41個入っていました。
- パパが喜ぶ田沢湖地ビール6種飲み比べも忘れてはいけません。今日はどれにしようかなとワクワクしています。
家族の反応と満足度
普段は気軽に買えないようなものを返礼品でいただくことが多いので、家族みんな大喜びです。贅沢な気持ちになれるのもふるさと納税ならではの特徴です。
おすすめサイト
ふるさと納税のサイトはたくさんあります。有名なところですと「さとふる」や「楽天ふるさと納税」でしょう。どのサイトを使用してもよいのですが、契約している自治体が多いことと寄付金に対する返礼品の還元率が高いところを選びましょう。
わたしのおすすめは、auPAYふるさと納税です。
auPAYふるさと納税は、契約自治体がトップクラスなため選べる返礼品の種類がかなり多いです。そして返礼品の還元率が高いです。例えばシャインマスカットを返礼品でもらいたいというときに、同じ寄付金を収めるなら返礼品は多くもらえる方がうれしいですよね。実は、同じ自治体に寄付しても別のサイトでは取り扱いがなかったり返礼品が少なかったりするので、結局いつもauPAYふるさと納税を選んでいます。
auPAYふるさと納税というとau契約者だけしか利用できない?と思いがちですが、いえいえそうではありません。au契約者でなくても利用できます。毎年auPAYふるさと納税を利用しているわたしもau契約者ではありません。
ぜひ、みなさんも試してみてくださいね。
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